ランニングを始めたものの、モチベーションが維持できず継続できなかった。あるいはこれから始めようと考えている中で、続けられるか心配という方は多いでしょう。そこで楽しくランニングを続けるために、ヒントとなるような方法を4つご提案します。ご自身のスタイルに合ったものがあれば、ぜひ実践してみてください。

1. 仲間を作る

一人で走るより、やはり仲間がいると継続しやすくなります。お互い誘い合うことで走るキッカケができますし、「この人には負けたくない」「この人のように速くなりたい」など目標が見つかるかもしれません。また、仕事などの枠を超えた新しい仲間ができると、これ自体が喜びとなり「走っていてよかった」と感じられるでしょう。

仲間を作る方法はさまざまです。例えば仕事やプライベートの繋がりでランニングに取り組んでいる方がいれば、一緒に走ろうなど声を掛けて見ると良いでしょう。もしかしたら知らないだけで、職場にサークルなどランニングのコミュニティが存在しているかもしれません。

あるいは、ランニングクラブやチームに参加してみるのも一つの方法です。まずはインターネット検索で、近隣を拠点として活動しているクラブ等を探してみてください。多くの場合、練習会などは見学・体験ができます。

2. 大会にエントリーしてしまう

最初から、何か大会にエントリーするのもおすすめです。「この大会を完走する」といった目標があれば、モチベーションを維持しやすくなります。このとき、エントリーしたことを周囲にも知らせてみてください。知人や友人、家族だけでなく、SNSなどでシェアするのも良いでしょう。やらざるを得ない状況に身を置くと共に、周囲から受ける応援の声が力になるはずです。

ただし、例えば走り始めた翌月にフルマラソンなど、あまりにも難しそうな大会はおすすめできません。いざ努力した末に出場してまったく歯が立たないとなれば、それ以降に走り続ける気持ちが維持できなくなってしまいます。もちろん、それが逆に奮起するキッカケになるとも考えられますが、楽しく走り続けるうえでは“頑張れば手が届きそう(今のままでは難しい)”程度の大会にターゲットを絞ると良いかもしれません。

3. 気分が乗らないときは走らない

走ることを楽しんで続けるには、「走らなければいけない」という義務感を持たないようにしましょう。特に市民ランナーの中には、月間走行距離などを目標に掲げるケースが少なくありません。もちろん目標を持つことは良いのですが、一方で例えば「あまり走りたくないけど距離が足りないか…」と無理やり走ることに楽しさはないでしょう。やがて走ることが辛くなり、やめてしまうことになる可能性があります。

ランニングを継続するうえでは、休養して疲労を溜めないことも大切なこと。また、気分が乗らない中で走っても走ることに集中できず、思うような走力アップは期待できないでしょう。むしろ注意散漫になるなど、こういう状態では思わぬ怪我や事故に遭いかねません。「気分が乗らないときは走らなくて良い」と決めておけば、楽な気持ちでランニングが続けられるのではないでしょうか。身体を動かさないと不安というのなら、走らず他のスポーツに取り組んでみるのもおすすめです。

4. まずは身近に走る機会を作る

最初のうちは、しっかり時間を取って走ることを高いハードルに感じるかもしれません。特に忙しい中では少しの時間でも貴重。それならば、まずは身近にちょっとでも走る機会を作ってみてください。例えば食事に出かける際、少し遠い店を選んで走って行ってみる。あるいは犬の散歩で走ったり、通勤で1駅分だけ走ったりしてみるのも良いでしょう。

少しの距離・時間でも、やがて繰り返していくことで走ることが習慣化していきます。走ること自体が苦ではなくなったら、少しずつ機会を増やしてみてください。その中で楽しみが見いだせれば、自然と時間を確保して走ろうという気持ちになれるはずです。

三河 賢文

“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、ランニングクラブ&レッスンサービス『WILD MOVE』を主催。マラソン大会の企画・運営にも携わる。
“運動できる”コワーキングスペース『Plus Fit』オーナー、ナレッジ・リンクス(株)代表、NPO法人HASHIRU理事。ORPHE TRACKアンバサダー。4人の子を持つ大家族フリーランス。